〇〇する?しない⁉問題

心を燃やす ラグビー

今年のお盆休みも終わりを迎えました。
と同時に8月も半分終わりましたね。
まだまだ暑いですが、少しずつ暑さも和らいでいるんですかね。
私の体感的には、まだまだ全然暑いですけどね。
暑いと言えば、実は最近、我が家の中でも熱いことが起きたんです。
それは長男の「移籍問題」でした。

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長男の交流試合

夏と言えば各習い事にイベントが用意されることが多いと思います。
長男のラグビースクールでも交流試合が数多く計画されていますし、つい先日は合宿もありました。
交流試合とは言え、暑い中走り回ってタックルやランパスをする長男には頭が下がる思いです。
頑張っている長男を見れることが一番の楽しみなんですが、交流という文字があっても「試合」となると熱くなる保護者の方々は多いのではないでしょうか?
我が家の旦那さんもその一人です。
「交流試合なんだから、勝ち負けなんか気にせず、練習してきたことを試した方がいい」なんてことを言って長男を送り出しますが、先日あった交流試合で、長男チームが相手チームに連戦連敗する様子を見て、頭に血が上り始めます。
しかし、上った血が引いてしまうくらい見事な負けっぷりで、すべての試合が終わった後、「チーム状態大丈夫⁉」とボヤいていました。

悩む

長男が所属するチームは名門?

旦那さんがボヤいてしまう理由はなんとなくわかります。
実は、長男の通っているラグビースクールは、小学生までやっていたタグラグビーのコーチの勧めもあって通うことになりました。
コーチの紹介ということになりますが、長男のラグビースクールは過去にも全国大会に出場している実績がありますし、毎年、県大会では上位にいくチームなんです。
事実、OBにはリーグワンで活躍する選手もいますし、有名高校に何人もの選手を送り出しているチームです。
そのような実績があるチームなので、長男にとっても成長の場になると考え、近くにあるラグビースクールを飛び越え、紹介を受けた現チームに入ることにしたのです。
つまり、練習場まではそれなりの距離があり、毎週土日は、私か旦那さんが練習場まで送迎をしているのです。
練習だけではなく、コーチの顔が利くのか、他の県や地域のラグビースクールとの交流試合がよく計画され、長男も1年生の時から、多くの試合に出場させてもらっています。
しかし、徐々にですが、私達夫婦は長男チームに不安を感じることになります。

チームスポーツのメリット・デメリット

ラグビーはチームスポーツです。
高校・大人は15人でプレーしますが、中学生は12人で試合をします。
ですから、個人の能力が高いことに越したことはないのですが、やはりチームの連携、コミュニケーション能力を高め、「チームが強くなるために頑張る」ことが大切と思っています。
長男もタグラグビーで培った、パス・ステップ・空間把握能力(スペースを見つける)を使って、頑張っています。
今ではタックルも積極的に入るようになり、相手に向かって突進し、見事にタックルを決めてチームに勢いをつける様子は大したものだと思います。
ラグビーを経験された方はわかると思いますが、ラグビーはタックルだけでなく、ブレイクダウンやラック、モール等、力やスピードを使う機会が多く、本当に大変なスポーツだと思っています。
実際、試合を終えた長男は、バテバテのフラフラ状態です。
いつも本当によくやっていると思います。
ですが、ラグビーはチームスポーツです。
長男一人が頑張ったからといって勝てるものではありません。
メンバー全員が頑張り、実力を発揮しなければ勝てません。
実際、長男のチームはここ最近の交流試合、残念ながら負けまくっています。
しかも、ほとんどの試合が大差で負けています。
長男の頑張りも足りないところなんですが、旦那さん曰く、「フィジカルで完全に負けてる」
と言います。
他のチームと比べて体が小さいということも関係しているのかもしれません。

移籍の検討

長男はバックスでセンターというポジションをしています。
最近では食べる量も増えたためか、どんどん身長も伸び、体は順調に大きくなっています。
しかし、同級生のフォワードですが、体はそんなに大きくありません。
他のチームのフォワードを見ると、羨ましいくらい大きく、分厚い体格をしているのですが、長男の同級生のフォワードは、全員とは言いませんが、平均的に小さいです。
つまり、フォワード勝負で押し負けたり、当たり負けたりし、ブレイクダウン時に長男が応援に入り、その結果、バックスに穴が開き、ラインブレイクされてトライを奪われるということもありますし、そのままフォワードに押し切られてトライを奪われるというシーンをよく見かけるようになりました。
私も旦那さんもラグビーをしていた訳ではありませんので、詳しいことはわかりませんが、素人目線で見ていても、「このチームは勝っていけるんだろうか?」と思ってしまう訳です。
特にショックだったのが、自宅から近いところで練習しているラグビースクールのチームに長男のチームは、大敗を喫してしまったのです。
私達夫婦は長男のキャリアを考え、多少本拠地まで遠かろうが、私達が送迎すればいいだけと割り切り、紹介を受けたラグビースクールに長男を入れた訳ですが、自宅近くのラグビースクールチームに大負けした時にはショックでした。
長男チームも頑張ってはいましたが、当たり負け、走り負け、勝てる要素が全然見当たらなかったんです・・・・・。
なるべく考えないようにしていたのですが、我慢できなかったのか、旦那さんが「これやったら家の近くのスクールの方がよくない・・・・・?」と言い出します。
そうです。
長男の移籍について検討すべきと言い出したのです。

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長男の決意

実は長男の同級生は、既に数名が他のラグビースクールチームに移籍しています。
別にこれは珍しいことではなく、結構よくある話なんだそうです。
当時は、長男の同級生が移籍することについて残念に思っていたのですが、今となっては少しわかる気がします。
公式戦で勝ちを重ねれば、どんどん高いレベルの大会に出場することができます。
レベルの高い試合に出場すれば、有力者の目にかない、それなりの進路に進めるかもしれません。
しかし、はっきり言って弱いチームでは、その可能性はかなり低いです。
移籍を決意した子どもさんや親御さんは、これまでにあった交流戦の内容をみてチームの実力をはかり、子どものキャリアを思って移籍という選択をしたのかもしれません。
我が家も、所属するラグビースクールについて考える時期が来てしまったという訳です。
紹介を受けた時は、移籍など全く気にせず、長男はラグビーキャリアを重ねると思っていました。
しかし、このままでは長男のためにならないかもしれません。
旦那さんは「長男に今のチームに残っても勝ち進む可能性は低いと思うから移籍という選択もあるけどどうする」と、長男に聞くと言い出します。
確かに、自宅から近いラグビースクールの方が強くて勝てる可能性が高く、長男のキャリアにとってもいいかもしれません。
また、送迎に関して、時間的にも経済的にも有利ですし、私達夫婦の体力的にも有意義です。
単純に、遠くの練習場まで時間をかけて行き、チーム状態の悪いチームの練習に参加するより、近くて強いチームで練習したほうが、メリットが多いのではないかと旦那さんは考えたようです。
そして、旦那さんは長男に確認します。
その席には私もおり、二人のやり取りを見ていました。
旦那さんは長男に移籍について持ち掛けます。
長男の答えは「ノー」でした。即答でした!

決心する

例えチームとして厳しい状況におかれたとしても、これまで一緒に練習してきたチームメイトを裏切れないということでした。
旦那さんは長男に、「それならそれで頑張れ、自分のレベルを上げてチームに貢献し、チームを引っ張りなさい。それはとても大変なことだけど決めたのならやり抜きなさい」と伝え、この日話し合いは終わりました。
次の日から長男は自主トレを頑張っています。

心を燃やす

自分に厳しく、色々なトレーニングを継続して行えば、長男がチームに貢献できる日もそう遠くはないかもしれません。

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まとめ

このうだるような暑さの中、ラグビーを頑張る子ども達、本当にすごいと思います。
ラグビーだけでなく、他のスポーツを頑張る子ども達は凄いです‼
そんな子ども達を見守り応援するというのが、親の務めだと思っていますが、今回はどうやら旦那さんの勇み足だったようです。
旦那さんにとっては、移籍することが総合的に考えて何かと合理的かと考えたようですが、長男の意志を尊重することが何よりも優先すべき事です。
長男のチーム、確かに今は調子が悪いかもしれません。
しかし、コーチ陣の指導に問題はなく、厳しい中にも愛情が感じ取れます。
長男が通うラグビースクールはこれまでの実績があるので、今のチームはこれまでの先輩チームに比べると、実力的に劣るかもしれません。
選手の身体も全体的に小さいです。
でも、やると決めた長男をとめる理由はありません。
サッカー日本代表の長友選手は、全盛期の時、とにかく走り回ってチームに貢献していました。
底なしのスタミナを持っている選手だと感心して見ていたことを思い出します。

もしかすると、長男も単純に「試合終了まで変わりなく走り切る選手になれば、12人のところ13人となり、一人多くなって有利になる」と考えているかもしれません。
まぁ、彼は彼なり考えてトレーニングをすると思いますので、そこは見守りたいと思います。
子どもも真剣に取り組んでいますが、親も真剣です。
子どものためと思うと、色々行動に移そうとしますが、やはり子どもの意見は尊重してあげるべきだと私は思います。
チームに残ることを決めた長男。
これからも練習や試合を行いますが、おそらくフラストレーションが溜まる機会が増えると思います。
どうか腐らず努力し続けて欲しいと思います。
そのために私達夫婦も全力で長男をサポートしていく所存です‼
頑張れ‼長男‼
将来、チームに残って良かったと思えるよう、悔いを残さないよう、これからも走り続けておくれ。

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